不便益
2024年05月14日
IT技術、DX化で、どんどん便利になったこのご時世。
買い物や予約、手配なんかはボタン一つですべてコントロールしていきます。
不動産業も、重要事項説明がITでもでき、お部屋探しは現地に行かず、
VR内見で決めちゃう方もいるんです。
とても便利になりました。
でも、不便から得られる効用があって、それを不便益(不便の益)と
いうそうです。例えば、幼稚園・保育園の園庭を平坦ではなくデコボコにして
園児の足を強くする効果やバリアフリー設計をあえて段差や
階段を設ける「バリアアリー」にした高齢者施設など。
便利なことに頼りすぎず、面倒なことや遠回りを求めることは、より効率化を
求める現代社会から少しズレてるかもしれませんが、あえて不便益を
求めるスマホ世代、デジタルネイティブ世代が増えているそうです。
キャンプや登山といった非日常を楽しむのが今人気なのだとか。
不便から得られる益が、人生を豊かにするために必要なことなのだと
Z世代が一番痛感しているのかもしれませんね。